Archive

Archive for the ‘とぉちゃんと呼ばれて 伊藤稔弘’ Category

2月
08

待機児童解消と保育所の最低基準緩和 2

待機児童を解消するためには。
例えてみれば。
タクシーがなかなか来なくて、行列を作って待っている人が大勢います。(待機児童)
行列を解消するには、タクシー会社(国・市町村)が、タクシーの台数(保育園の数)を増やすことが必要です。と述べました。

もうひとつ、新たなタクシー会社に新規参入してもらう、という方法もあります。
タクシー会社の数を増やすことで、タクシー台数の総数を増やそう、ということです。

さて、新しいタクシー会社を設立して、この業界に新規参入したいと考えている法人があります。
ところが、車輌をそろえよう(保育園の新規開設)としたら、「車検制度」(最低基準)というものがあるではありませんか!!
曰く、「シートベルトが必要です」、「バックミラーを装備してください」、「クラクションも必要です」、「ブレーキランプや、方向指示ランプが、玉切れしていてはいけません」。。。
そんな、ちゃんとした車輌をそろえなければタクシー業務を始められないなんて、新規参入の壁、ハードルが高すぎる!これでは、いつまでたっても新規参入が進まず、タクシー待ちの行列は、いつまでたっても解消されないぞ!!

そうだ!「車検制度」をなくしてしまえばいいんだ。もしくは、条件をうんと緩和すればいいんだ。
シートベルトもバックミラーもなくても、クラクションが鳴らなくても、ブレーキランプも方向指示ランプも光らなくても、「人を乗せて走ることは出来る」。
スクラップ寸前のポンコツを安く集めてきて、それでタクシー会社を始められるように、制度・法律を見直せば、新規参入がしやすくなるぞ。開業資金を安く抑えられるぞ。

タクシーを待っている行列の中からも、こんな声が聞こえてきます。
「もう、乗れさえすれば、どんな車輌でもかまわん。ブレーキの効きが少々甘くても、タイヤがツルツルに磨り減っていてもいい。」「とにかく、乗れさえすればいいんだ!」

本当に、そんなタクシー会社が営業を始めても構いませんか? 乗りたいですか?



伊藤稔弘@車輌の整備状況は、お客の側に、見極めの責任が発生するということです。
2010年1月25日

2月
02

待機児童解消と保育所の最低基準緩和

例えてみれば。
タクシー乗り場で、タクシーがなかなか来なくて、行列を作って待っている人が大勢いるとしましょう。(待機児童

行列を解消する、最も根本的な解決方法は、タクシー会社(国・市町村)が、タクシーの台数(保育園の数)を増やすことです。
最低基準の緩和は、いわば、定員5人乗りのタクシーに、無理矢理、6人、7人乗ってください、というようなものです。後部座席に3人座っているのを、「すみませんね。ちょっとつめてください。」と、4人目を押し込むように乗っていただこう、というようなことです。
さて、この4人目の人には、シートベルトがあるでしょうか?運転手さん(保育士)が、どんなに安全運転を心がけても、万一の事故の場合に、安全を確保できるのでしょうか?

あなたは、そんなタクシーに乗りたいですか?

今、国がやろうとしていること(最低基準の緩和)は、1台のタクシーに、どれだけの乗客を詰め込めるか?「ええい!詰め込んでしまえ!!ひとりでも多く乗せることがいいことなんだ!!!」とばかりに、トランクの中にも、屋根の上にも、乗客を乗せようとしているようなものです。

タクシーを待っている行列が、少しでも短くなれば(待機児童の解消)、それでよし。
といわんばかりです。

本当にそれでいいのでしょうか?
乗客は、とにかくタクシーに乗れさえすれば、屋根の上でもいい!と、本当にそう思っているのでしょうか?(保育の質には目をつぶる)

=====
かなり強引ですが、こんな喩えを思いつきました。


伊藤稔弘
2009年11月9日

*昨年の11月に思いついて、手元においてあったものを、少し書き直しました。
2010年2月1日

2月
02

待機児童解消と保育所の最低基準緩和

例えてみれば。
タクシー乗り場で、タクシーがなかなか来なくて、行列を作って待っている人が大勢いるとしましょう。(待機児童)

行列を解消する、最も根本的な解決方法は、タクシー会社(国・市町村)が、タクシーの台数(保育園の数)を増やすことです。
最低基準の緩和は、いわば、定員5人乗りのタクシーに、無理矢理、6人、7人乗ってください、というようなものです。後部座席に3人座っているのを、「すみませんね。ちょっとつめてください。」と、4人目を押し込むように乗っていただこう、というようなことです。
さて、この4人目の人には、シートベルトがあるでしょうか?運転手さん(保育士)が、どんなに安全運転を心がけても、万一の事故の場合に、安全を確保できるのでしょうか?

あなたは、そんなタクシーに乗りたいですか?

今、国がやろうとしていること(最低基準の緩和)は、1台のタクシーに、どれだけの乗客を詰め込めるか?「ええい!詰め込んでしまえ!!ひとりでも多く乗せることがいいことなんだ!!!」とばかりに、トランクの中にも、屋根の上にも、乗客を乗せようとしているようなものです。

タクシーを待っている行列が、少しでも短くなれば(待機児童の解消)、それでよし。
といわんばかりです。

本当にそれでいいのでしょうか?
乗客は、とにかくタクシーに乗れさえすれば、屋根の上でもいい!と、本当にそう思っているのでしょうか?(保育の質には目をつぶる)

=====
かなり強引ですが、こんな喩えを思いつきました。


伊藤稔弘
2009年11月9日

*昨年の11月に思いついて、手元においてあったものを、少し書き直しました。
2010年2月1日

2月
02

待機児童解消と保育所の最低基準緩和

例えてみれば。
タクシー乗り場で、タクシーがなかなか来なくて、行列を作って待っている人が大勢いるとしましょう。(待機児童)

行列を解消する、最も根本的な解決方法は、タクシー会社(国・市町村)が、タクシーの台数(保育園の数)を増やすことです。
最低基準の緩和は、いわば、定員5人乗りのタクシーに、無理矢理、6人、7人乗ってください、というようなものです。後部座席に3人座っているのを、「すみませんね。ちょっとつめてください。」と、4人目を押し込むように乗っていただこう、というようなことです。
さて、この4人目の人には、シートベルトがあるでしょうか?運転手さん(保育士)が、どんなに安全運転を心がけても、万一の事故の場合に、安全を確保できるのでしょうか?

あなたは、そんなタクシーに乗りたいですか?

今、国がやろうとしていること(最低基準の緩和)は、1台のタクシーに、どれだけの乗客を詰め込めるか?「ええい!詰め込んでしまえ!!ひとりでも多く乗せることがいいことなんだ!!!」とばかりに、トランクの中にも、屋根の上にも、乗客を乗せようとしているようなものです。

タクシーを待っている行列が、少しでも短くなれば(待機児童の解消)、それでよし。
といわんばかりです。

本当にそれでいいのでしょうか?
乗客は、とにかくタクシーに乗れさえすれば、屋根の上でもいい!と、本当にそう思っているのでしょうか?(保育の質には目をつぶる)

=====
かなり強引ですが、こんな喩えを思いつきました。


伊藤稔弘
2009年11月9日

*昨年の11月に思いついて、手元においてあったものを、少し書き直しました。
2010年2月1日

1月
27

第24回 全国保育所給食セミナー in あいち ~補遺~

みなさん、こんにちは。いよいよ、今週末に迫ってきました。

定員1300名で、申込締め切りは1月8日に設定されていました。
1月25日の段階で、定員に達しておらず、若干余裕があるとのことでした。
駆け込み参加、可能です。
ただし、定員に達し次第、締め切りだそうです。

よし、参加してみようという方。
お急ぎください!!

1月
27

第24回 全国保育所給食セミナー in あいち ~補遺~

みなさん、こんにちは。いよいよ、今週末に迫ってきました。

定員1300名で、申込締め切りは1月8日に設定されていました。
1月25日の段階で、定員に達しておらず、若干余裕があるとのことでした。
駆け込み参加、可能です。
ただし、定員に達し次第、締め切りだそうです。

よし、参加してみようという方。
お急ぎください!!

11月
19

第24回 全国保育所給食セミナー in あいち

24kyushoku-1.jpg

来年の話です。
保育園の給食について学ぶセミナーです。
参加費が安くないのと、交通の便が少々つらいですが、参加します。
加藤繁美氏と、西川由紀子氏の講座に参加するつもりです。

ほんとは、保育園の給食「制度」についての、Q&Aの講座があったら、そこに参加したい。
もう、疑問に思うこと、てんこ盛りだもんね。

以下、案内パンフです。

24kyushoku-2.jpg

24kyushoku-3.jpg

24kyushoku-4.jpg

11月
19

第24回 全国保育所給食セミナー in あいち

24kyushoku-1.jpg

来年の話です。
保育園の給食について学ぶセミナーです。
参加費が安くないのと、交通の便が少々つらいですが、参加します。
加藤繁美氏と、西川由紀子氏の講座に参加するつもりです。

ほんとは、保育園の給食「制度」についての、Q&Aの講座があったら、そこに参加したい。
もう、疑問に思うこと、てんこ盛りだもんね。

以下、案内パンフです。

24kyushoku-2.jpg

24kyushoku-3.jpg

24kyushoku-4.jpg

9月
07

このままでは。。。

また一つ、減ったそうです。
保育園で、お散歩に行ける公園。
なんとも、つらいです。とぉちゃんの力では、どうしようもないのだろうか?

保育の一環として、保育園近辺の公園などに、子どもたちがお散歩に出かけます。
子どもですから、まぁ、騒ぎます。走り回ります。大きな声を出すこともあるでしょう。

そして。

周辺住民から苦情が来るのだそうです。保育園に。
しかたがないので、○○公園にはお散歩に行かない、という対応をとるのだそうです。園として。

でも、それって、なんかちょっと違う気がするぞ。

もちろん。
病気で寝ている人もいるでしょう。
夜勤明けで、昼間に睡眠を取り戻したい人もいるでしょう。
そういう方たちが、少なくないだろうということも理解できます。
元気に遊びまわる子どもたちが、安穏を妨げているのでしょう。申し訳ない。

だからといって、保育園に苦情を持ち込む。それは、何とかならないのだろうか?
何とか共存の方法はないものかと、とぉちゃんは悩むのです。
このままでは、早晩、お散歩に出かけられる公園がひとつもなくなって、子どもたちは、園外に出ることが出来なくなるんじゃないか???
のみならず、つきつめれば、『そこに保育園があること自体が、地域住民にとって迷惑だ!』『移転、閉園、廃園しろ!!』ということになってしまうのだろうか?

地域に根ざした、必要とされる保育園であるために、職員の方々も努力されています。
であれば、保護者だって何か出来ることがあるのではなかろうか?

日曜日。少々早起きして、公園の掃除に行きました。いつも、子どもたちがお世話になっている公園です。
犬のウンチがひとつしかなかったのは、予想外でした。もっとあるのかとカクゴしてましたので。
ペットボトル、空き缶、ガラスの破片(ワンカップ大関)など、雑多なゴミが、まぁ、大量に落ちている。。。こんな公園では、誰も安心して遊べないではないか。
一番ひどいのが、タバコの吸殻。
同じ銘柄のものが、ブランコの脇に集中しているのは、親子の姿が想像できるとはいえ、悲しい。

毎週、というわけにはいかなくても。子どもたちがお世話になっている感謝を込めて、公園を掃除するくらいしか、出来ることがないんだよ、今のとぉちゃんには。ごめんな。

ニューカマー、よそ者のとぉちゃんは、この街で生まれ育ったわけではない。
なので、地域の長老との関係も、まだ、構築できていないんだ。
町内会長さんとも、特につながりを持てていない。

ふがいないとぉちゃんで、申し訳ない。
でも、このままでいいとも思っていないんだ。
何らかの行動を起こさなきゃね。

それは、子どもたちのためでもあるけれど、なにより、まず、自分自身の問題だからね。

6月
30

ミニシンポジウムに参加しました

テーマ:こどものちから 自然のちから おとなの役割
講師:内田幸一
日時:2009年6月21日(日) 10:00~15:30
会場:グリーンパレス春日井
主催:子育ち園 でんでんむし

午前中が講演会と質疑応答。午後は、講師を囲んでの交流会。
午後は別の予定があったので、午前中の講演会のみ参加。

講師の内田氏は、東京で幼稚園教諭を勤めた後、長野県の飯綱高原に移って【森のようちえん】をはじめる。子どもたちの野外活動に関わって30年、という方です。
おたずねしたかったのは、次の3点。
1、なぜ幼稚園教諭を辞めて、「森のようちえん」を始めたのか。
2、この30年間で、変わらなかったことは何か。
3、逆に、変わったことは何か。

驚いたことに、全く同じ質問をされた方がいました。誰だろうと思ったら、以前、岐阜ながら森のようちえんでお会いした方でした。

内田氏の回答は次のようでした。
1、当時(1980年代初め頃)、不登校やいじめ、校内暴力など、子どもの育ちに異変が見られるようになって来た。このままではいけない。何かしたい、何とかしたいとの想いから、始めた。
2、いつも子どもを見てきた。常に、子どもを中心に考えることは、変わらない。
3、自然の中で子どもを育てることは、きっと子どもにとっていいはずだと思ってきたが、30年前は、「いいはずだ」「いいんじゃないかなぁ」としか言えなかった。
今は、これが確信になった。「いい」と断言できるようになった。
また、プログラムの組み方が巧妙になった。熟練、練達した。

講演内容で、心に残ったことなどを。
・「明日はきっと素晴らしい」と思える子どもを育てたい。
・おとなの役割は、経験できる「場」を提供すること。
・所詮、断片的なことしか経験させられない。
・それらを統合するのは子ども自身の中であり、子どもにはその力がある。
・一人では出来ないことがある、ということをわかって欲しい。
・人の手ではどうしようもないことがある、ということを伝えたい。天気や重力など。
・子どもが関与できる部分を残すようにしている。
・中学生という、分別が付いてしかるべき年齢の子が、いじめをする。
←育っていない。←←そういう子どもたちを作ってきたのは、私たちおとなだ。
小学生のプログラムで振り返りをするようにしている。
・その日の活動を振り返り、自分の心の中で巻き起こったことを正直に言えることは素晴らしい。
・正直に言えるということは、仲間を信頼しているということだ。
・1970年代後半から80年代前半。幼稚園教諭時代。「子どもが遊ぶことは大切だ」と認めてくれる親たちがいた。

==========
わずかな会場協力費のみで、映像も見せていただけたし、いいお話を聞けました。
なかなか、都合をつけられませんが、出来るだけ、こういったシンポやセミナーに顔を出すようにしたいです。
何より、自分にとっての学びになりますから。

なぁんて風に考えております。


リンク:
子育ち園 でんでんむし http://plaza.rakuten.co.jp/kosodati/
こどもの森幼稚園 http://iizuna-gakuen.ed.jp/kodomonomori/top.html